(再)Symptom 20161210(№59)(お萩)

(写真:萩沢写真館)

 

ハリキリ先生のおもしろ日記(3) 
 

私は「おもしろい」という言葉を考えるときにいつも、この出来事を思い出します。

人間にとって「おもしろい」という事は、「できなかったことができるようになる、分からなかったことが分かるように

なる喜び」なのではないかと。

そこにはテレビ番組の様な、なにかバカなことをやっているのを見たり聞いたりして感じる面白さはありません。

しかし、成長する喜びを実感する面白さが存在します。

英語ではこの2つの「おもしろい」を分けて表現しています。何かおもしろい物事を見たり聞いたりする面白さを「funny」、そして、興味がそそられ、その興味が満足させられることによって生まれる面白さを「interesting」、と。

この2つのどちらか片方がより「素晴らしい」ものであるということはありません。授業においてはどちらの「おもしろい」も不可欠です。「funny」な雰囲気で常に生徒の注意を授業に向けながら「interesting」な事を教え、生徒の成長欲求を満足させる。それが理想なのではないでしょうか。