(再)Symptom 20161208(№58)(お萩)

(写真:萩沢写真館)

 

ハリキリ先生のおもしろ日記(2)
 

ところで先生、私、以前にある経験をしてそれ以来「おもしろい」ということについて考えていたことがあるんですよ。

私が初めて勤めた学校での話です。年度末に英語の点数が足りなくて、数人の生徒に補習授業をしたことがあるんです。補習授業に残った子達は英語が苦手というだけではなく、普段の授業でもなかなか話を聞いていられないという子達でした。 

私が補習授業で教えたことは1つだけでした。それは「主語に対応する be 動詞の変化」です。つまり、「I」なら「am」、「you」なら「are」、「he/she/it」なら「is」に、 「be 動詞」は変化する」ということです。複数の代名詞「we / they」の場合や、代名詞以外の名詞が主語になる場合は教えませんでした。

それを「I (  ) a teacher.」の様な問題文を用いて、ただ覚えてもらったのです。そしてまったく同じ問題文でテストをしました。

するとどうでしょう。その子達は「おっ!これわかる!」、「あ、これ習った!」、「おもしれー!」と口々に言いながら楽しそうに問題を解いていきました。