(写真:萩沢写真館)
抜いては生え抜いては生える雑草を駆除するために今日も目を覚ます。毎日毎日、クソみたいな仕事だ。何も変わらない。何も始まらない。嘔吐物を処理するような日々が延々と続く。これがいったい何の役に立つのか。これがいったいどうなるというのか。 しかし、もう逃げる場所はない。俺はここから逃げるわけにはいかないのだ。そのことを考えると、ときどきどうしようもなく怖くなります。でも、そして、俺はもう、逃げることはこりごりなんだ。