(再)Symptom 20160822(№08)(お萩)

(テキスト:お萩 / 写真:篠有里)

 

結局今日も俺はただ、寝ころんで奇跡が起こるのを待っている。待ちながら、自分の無能さに呆れている。

 

天分もない。オーラなんてない。カリスマなわきゃない。

 

ただもう、天井を眺めながら世界が変わるのを待っている。時間だけが過ぎる。惰性に流される毎日。

 

日々は刻々と過ぎ「やるべきリスト」も全く更新できない。

 

むしろ、こんなにもやるべきことがあることに気づき、ひどく、疲れる。

 

どうやったら勝ちでどうすれば負けなのか。どうやったら前進したことになるのか。

 

どこに置いてあるのか分からないタイマーが、おかしな時間に「ピピッ」と鳴る。

 

もういい加減にしてくれよ、とつぶやいてみる。