Symptom 20161130(№54)(お萩)

ハリキリ先生のオッス日記
「オーッス!ハリキリ先生でーす!!今日も(一部の)生徒と話し込んじゃってもう21時、学校閉まる時間になっちゃったぜ!!」
「おや、ハリキリ先生、お疲れさま。」
「あ、タダノ先生。こんな時間まで残っていらっしゃったのですか。」
「うん、教育課程委員会の資料の準備があったからね。教務は裏方だけど色々とやることが多くて大変だよ。生徒と直接にかかわることは少ないけど、学校を支える大事な仕事が多いからね。
 しかしハリキリ先生、生徒にモテモテだね。初任者はまず、生徒に関心を持ってもらわないとね。
 ところで初任者研修で他の学校の先生に会うと、「先生デビュー」している人も中にはいるんじゃないかい?
 「先生」になるような人って、高校時代に一生懸命頑張って教育大に入り、大学でも教員採用試験のために真面目に勉強してたっていう比較的地味な学生生活を送ってきた人って結構多いんだよね。
 にもかかわらず、そういう人がいざ「採用」となって現場に赴任すると、若くて元気で、新任ってだけで生徒にモテたりするのはよくあることなんだよね。
 敢えて厳しい言い方をすれば、決してその人の人間性が素晴らしいってわけじゃなく、生徒たちと年齢が近く、大きな仕事も任されていないから生徒と絡む暇もあり、新しくきた先生ってことで生徒の関心を引いてるってだけに過ぎないのにね。
 まあこれが言うなれば「高校デビュー」や「大学デビュー」ならぬ、「先生デビュー」みたいなものかな。
 経験も知識も情報もそれほど持ってなくて、周りのことが見えてないから、職員会議でも空気読めない傲慢な意見を言ったりするんだよね。逆になんで他の先生方は発言しないんだ!なんて憤ってみたりして。
 ハリキリ先生も先生になって、生徒からチヤホヤされて喜んでるだけじゃなく、具体的で貴重な情報を生徒に提供できるよう、一緒に頑張ろうね、ハッハッハッ」