「いつだって最高のものが思いつくわけじゃない。いつだってベストのものが書けるわけじゃない。何も思いつかなくて途方に暮れる時もある。
でも、何も書かないよりはマシだろう?
あの場所まで行くのに、その方法を、道順を、考えてばかりいてもしょうがない。実際に足を踏み出した方がどれほど着実に目的に近づうことができるだろうか。
そんなわけで考えてばかりいた僕はもう、考えることはやめて一歩、目的地に向かい足を踏み出し、現実的に前へ進むことにした。」
そうありたいと願う、長七郎であった。