アメフラシレスキューと美しい記憶魚眼編その2(篠有里)

「美しい記憶 魚眼編2」

 

魚眼はいくらでも(て言っても限度はありますが)被写体に寄れるんで、つい興味ある物に寄って中心に

写しがちになります。同じような写真になっちゃいかんなあと気をつけていますがついやっちゃう。

でも寄らないと中途半端な写真になっちゃうし。いくら使っても奥の深い事よ>魚眼。

 

つーわけで今回は引いて景色全体を写した作品を掲載します。

全く関係ありませんが「ぜんたい」と入力したら真っ先に「全タイ」って変換される私のATOKさんマジ煩悩。

 

 

過去銀塩作品から。

 

左上:個人的にすごく懐かしい作品が出てきました。

冬の海でしたがこの年は暖冬で雪が全く積もってない。いいなあ…。

隅の方で赤い服着たオバサンが何やらやってますが、これは母でやってるのは「アメフラシレスキュー」です。

アメフラシレスキュー=高波で浜に打ち上げられ半分干からびたアメフラシを棒で海に戻す活動。

これがまたたくさんいるんだわ。母はこの浜に打ち上げられたすべてのアメフラシを海に戻す勢いで作業

してましたね。その情熱がどこから来るかさっぱり分からんかったですが。

スカンパ(イタドリ)の枯れ枝を持って浜中駆け回ってアメフラシを海に戻してました。突き落とすとも言う。

 

アメフラシはもう死んでるんじゃねーかというくらい干からびてても海に戻すとすぐ動けるようになる。

そして「何すんだよ。海冷てーじゃねぇか。地上に戻ったる」みたいにまた岩を伝って浅瀬に戻ろうとします。

母はそれもめざとく見つけて棒で突き落とし…いえ海に戻してました。

 

一応母の名誉のために言っておきますが100%親切心からです>アメフラシレスキュー。

 

こうやって見ると過去の私は足が写り込むのあんま気にしてないな。

あんよだって作品の一部だぜ!みたいな気持ちだったんだろうか。

 

プルミエ記事10は明後日の更新予定です。