Symptom 20161207(№57)(お萩)

 

 

 ハリキリ先生のおもしろ日記(1)

 

「おや、ハリキリ先生。上機嫌ですね」

 

「あ、こんにちは、タダノ先生。いやー生徒に受けちゃって受けちゃって。「先生の授業、おもしろい」って言われてるんですよ。」

 

「ほおー、それはいいことですねー。」

 

「特に受けるのが、僕が大学生だった頃の話ですね。オンボロ車で友達3人と夜通し日本海に向かって走り続けた話や、岩手にバイクでツーリングに行って、わんこそばを食べたらむせて鼻からそばが出ちゃった、なんて。」

 

「なるほどー、先生の学生時代の話が「おもしろい」というわけなんだ。」

 

「ええ、あと真剣に聞いてくれるのが高校生だったっ頃の恋愛の話ですね。ちょうど生徒たちと同じぐらいの年齢だったときの話なので、興味津々って感じです。いやー僕っておもしろい先生だなー。」

 

「そうなんですか、先生の実体験の話が生徒にも身近に感じられるようですね。」